姫野カオルコ作品はオススメ

最近、たてつづけに姫野カオルコ先生の小説を読み、カオルコ先生の現実の核心をつく文章に魅せられました。もう甘い夢みたいな小説は読めません、たぶん・・。
読んだ小説の1冊目は『終業式』で、高校生の男女4人の20年にわたる手紙やファックスのやりとり、この4人以外の人達もたくさん出てくるので最初は誰が誰だかわからなくなりました(汗)こういうふうにずっと切れないで続いている関係はいいなと思いながら、これだけ手紙のやりとりをする状況があまり想像できないというか・・メールに慣れてしまったので。今ならメールやSNSでのやりとりになると思います。
これからどうなっていくのだろうというところで終わっているので、この小説の4人は永遠に38歳くらいのままです。
次に読んだのは『ツ、イ、ラ、ク』です。とても話題になった小説らしいですけど、そのことは全然知らなかったです。これは中学生の女子と若い教師との恋愛が中心なのですが、私はそれ以外の小中学生時代のヒロインやその他の周りの子達の描写を、とてもおもしろく感じました。自分のその年頃のことを思い出す、とてもリアルな描写です。
カオルコ先生の小説は、ときにはみもふたもないことが書かれていますが(エッセイも)、だからこそ読んでほしいです。

姫野カオルコ作品はオススメ